2023.04.17 [月] 2022年度合同Web制作合宿
名古屋は、すでに桜満開となりました。
今年も3月22日(水)から2泊3日でWeb合同制作合宿をリアルとオンラインのハイブリッドで開催しました。
2019年以来となったのリアルでは、トライデントコンピュータ専門学校に東京・大阪・名古屋・岐阜、オンラインでは、大阪・兵庫のWeb制作を学ぶ学生30名が参加しました。

初開催は、2013年に大阪のECCコンピュータ専門学校にトライデントの学生がお邪魔して、1泊2日で両校混合グループ制作をしました。同じWeb制作を学ぶ学生同士の交流を通じて視野を広げたり、地域間・学校間での特色の違いを今後の学びに活かしていく目的で始まりました。
参加校
だんだんと参加校も増えて、今年はオンラインも含めて7校の学生に参加していただきました。
- トライデントコンピュータ専門学校(名古屋)
- ECCコンピュータ専門学校(大阪)
- 東京電子専門学校(東京)
- HOPTER TECH SCHOOL(岐阜)
- 岐阜協立大学(岐阜)
- 神戸電子専門学校(神戸)
- 清風情報工科学院(大阪)
- 2022年度合同Web制作合宿
- 期間:2023年3月22日(水)〜3月24日(金)
- 会場:トライデントコンピュータ専門学校&オンライン
- テーマ:「質問」「評価」
- 参加者:トライデントコンピュータ専門学校(Webデザイン学科)新2年生、ECCコンピュータ専門学校(Webデザインコース)新2年生、神戸電子専門学校(グラフィックデザイン科)新2年生、東京電子専門学校(ウェブ・メディア科)新2年生、HOPTER TECH SCHOOL 新2年生、岐阜協立大学 新3年生、清風情報工科学院(デザイン・イラスト専攻)新2年生
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過去のようす
テーマ
オブザーバーをお願いした株式会社サードスコープの伊藤社長より、お題を提供していただき、
今回のテーマは、『評価』もしくは『質問』関連したWEBサービス・アプリです。
AIが新たな盛り上がりを見せており、これまで世の中にあまりなかった種類の『評価』や『質問』が注目されています。そこで『評価』もしくは『質問』関連したWEBサービス・アプリを企画して制作してください。
- 質問か、評価はどちらか一つでOK
- サービスの希少性や価値を説明できること
- サービスの実現可能性を説明できること
- サービスのコンセプトを言葉、構成図、デザインで説明できること
ChatGPTなど、自然言語処理のAIが話題になっています。ワイドショーなどにも取り上げられているので、学生も触っているのかと思って質問したところ、3割程度の使用率でした。
そういったAIを上手に活用するために、プロンプトと呼ばれる指示文の形式が次々とまとめられてTwitterで共有されており「質問」の仕方やその回答への「評価」方法などが再認識されてる現在、学生がその「質問」や「評価」をどのように捉えるかが、今回の趣旨です。
また、「AI活用を目的にする必要はない」とも言われていました。
使用ツール
今回は、リアルとオンラインのハイブリッド開催ということで、コミュニケーションのバラつきがないように、リアル参加者のみで5チーム、オンライン参加者のみで2チームの合計7チームに分かれました。


少しでも同じ合宿に参加している雰囲気を感じてもらうため、リアル会場とオンラインメンバーは、Zoomで繋ぎお互いのリアル会場の様子が観られるようになっています。
制作開始
今回、AIの話が出てきたので、難しく感じたのか、グループの企画会でも四苦八苦するチームもありましたが、伊藤さんや講師の助言もあり、活発に議論が進みます。




初日で、初めて会ったにも関わらず、徐々にどんなアプリ・サービスを制作していくのか固まってきたようです。
各チームの構成と役割分担
2日目になると、制作に入るチームが増えていきます。
それぞれのチームで役割を分担し、疑問点は都度メンバーに相談します。




休憩時間には、一緒に食事に行ったり、時間が経つにつれて仲良くなったようです。



期限が迫ってきていますので、どんどん集中していきます。
制作成果発表
最終日は、3日間制作した成果を発表していきます。
チーム 味噌ラーメンズ
寒暖差が激しい時期は体調管理も難しくなります。そんな時期にユーザーの体感温度をカメラなどで取得して、その日のファッションを提案してくれるアプリ「Self(セルフ)」です。

さらに、ユーザーが暑いと感じているのか寒いと感じているのかを答えてもらう事で、AIの判断を補足するそうです。


将来的には、スマホのカメラだけでなく、街中の防犯カメラに温感センサーを取り付けることで精度をあげることも可能です。
チーム 地下労働
就床活動間近のメンバーも多いため、就活で困っている事を解決するサービスを制作するグループもありました。こちらは、企業と就活生のマッチングサービス「Job Hunting」です。
社員の方と話をしたりすることで、自分が就職するためのタスクを設定することができます。

各タスクの達成度を月の満ち欠けで、一見してわかりやすくなっています。


チーム City Creator
もうひとつの就職活動支援サービス。自己分析とAIによる就職マッチングし、就職活動のサポートをするサービス「AIssist」です。

普段の生活を良く知る学校の先生の評価が盛り込まれているのがユニークです。企業・学生・先生の三つ巴でミスマッチを防ぐことができ、面接だけではわからない評価が可能です。


チーム ウルトラマリン
お土産を買う時・渡す時に意外と迷ったり、いつも同じモノになりがちです。ラインキングや相手の属性、予算をを設定する事で、最適なお土産を提案するおみやげ検索アプリ「おみっけ」です。

贈る側・贈られた側、双方からレビュー・評価を得ることで、信憑性が高まります。


今後、アレルギー登録などより多くのユーザーに対応することも考えています。
チーム フードファイターズ
位置情報と口コミでデートにぴったりのお店を探すことができるサービス「finddate」です。
女性が喜ぶお店選びを、女性のみの口コミから習得するという視点から、アプリ内に女性用のコミュニケーションアプリ機能を設置し、そのアプリを通じて、情報を収集する仕組みになっています。

男性用・女性用と機能を分けるのは面白いですね。


チーム 山星谷池
一番目のオンラインチームは、今のトレンドを先取りするサービス「さきトレ」です。様々なSNSで発信され、移り変わりの速いトレンドを自動収集し、そのトレンドが本当に今流行しているのかを判定して表示してくれます。

ジャンルごとの表示やパーソナライズも可能です。


チーム ぺやんぐ
料理のレシピ検索や閲覧・投稿ができるだけでなく、コメントや質問などSNSっぽい機能も盛り込まれたサービス「ADD HAND」を制作しました。

おすすめラインキングも盛り込まれています。


最後に、今回オブザーバーとしてテーマの設定をしていただいた、サードスコープの伊藤さんから「私の想定を上回るクオリティだった」と総評をいただきました。3日間お疲れ様でした。

懇親会・交流会
2泊3日の制作、お疲れさまでした。
発表会が終了して、最後は軽食を突きながら、3日間一緒に制作してきたグループメンバーと労いつつ、他のチームのメンバーとも交流を深めていきます。






他の学校の先生に話を聞くことで、違う視点や地域ごとの違いなどを知ることができるので、貴重な経験ですね。
感想や参加者の声
- グループでここまで作るのが初めてだったのでとてもいい経験になりました
- 良いアイデアをチームメンバーからいただいたのに上手くプレゼンができず、悔いが残る
- スキルをもっと上げたいと感じた
- またしてみたいです。
- とても勉強になりました。良い経験になりました。
- 初めての他校との交流を交えた作品制作でしたが、非常にいい経験となりました!それととても楽しかったので、これからも機会があればどんどん参加したいと強く感じるようになりました!
- 自分のコーディング速度遅いなと思った
- とてもいい経験をさせていただいて、本当によかったなろ思います。今回、自分の企画力の足りなさや、コーディングがもっとできたら役に立てただろうと思うところがあったので頑張っていきます。
- 今回初めて合同制作合宿というこうで不安でしたが楽しく交流できて楽しかったです。反省としては自分ではできなかったことを任せてできることしかできなかったのでもう少し勉強しようと思いました。
- この3日間は本当に貴重な体験になったと思います。またこのような機会があればぜひ参加してみたいと思いました!
- 1日目、2日目に追い込むべきだった
- もっと効率的に立ち回れていたら今回以上にいい作品が出来たんじゃないかなと思いました
- カンプの各数値がキリのいい数字にできなくてコーダーに負担をかけてしまったのが反省点です。
- どの学校の生徒の皆さんも明るく話やすくてとても良い経験になりました。
- 周りへの気配りは思ったより難しかったので、もう少し自分の作業中も制作物だけじゃなく周りを見れるようになりたいです。
- どのグループも、誰になんのためにサービスを提供するかを発表できていた
- チームの人達に追いつけるよう勉強を頑張ろうと思った
- 自分達の得意な役職を知ることができて良かった。
- もっとしっかり発言やアドバイスを言えれば良かったと思います。
- 人と共に何を作る上で、もう少し上手くみんなを作業させれていれば、より良いものを作れていたと思います。
- ボコボコにされる気持ちで行ったのですが、自分にもできることがあったので、もっと自信を持ったほうが良かったと思いました。
- デザインの難しさを改めて知った
- 自分としましては、制作というよりは初めての方と食事などをして話を出来たのが1番楽しかったです。
- 後々になってから気づいて、訂正をしてととても効率の悪い進め方をしていたと思い、改善点はたくさんあると思いました。普段グループ制作をしないので、皆んなで作るメリットとデメリットを改めて痛感しました。
- 今回、参加して自分の至らない点などが浮き彫りになって、今後改善していきたいです。また、一緒にできたらなと思いました。
- 制作の分担もっと考えるべきだった
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