2022.03.28 [月] 5校合同制作合宿2022(オンライン)
あれ?もう、桜の開花の時期ですね。
今年も卒業式間近の3月14日(月)から2泊3日でWeb合同制作合宿を行いました。
各地でオミクロン株が猛威を奮っていますので、今年もオンライン開催です。

参加校
前回参加のトライデントコンピュータ専門学校、ECCコンピュータ専門学校、神戸電子専門学校、東京電子専門学校の4校を加え、HOPTER TECH SCHOOLが参加し、5校39名の学生が10チームに分かれて、合同制作合宿を開催しました。
昨年とは違い、今年はメインのコミュニケーションツールにoViceを利用しました。最初は戸惑っていた学生も、次第に楽しそうにコミュニケーションを取っていました。
- 5校合同Web制作合宿
- 期間:2022年3月14日(月)〜3月16日(水)
- 会場:オンライン
- テーマ:「場所」
- 参加者:トライデントコンピュータ専門学校(Webデザイン学科)新2年生、ECCコンピュータ専門学校(Webデザインコース)新2年生、神戸電子専門学校(グラフィックデザイン科)新2年生、東京電子専門学校(ウェブ・メディア科)新2年生、HOPTER TECH SCHOOL 新2年生
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過去のようす
制作テーマ「場所」
マネーフォワードの村治さんにテーマの提案と講評をお願いしました。
今回の合同制作合宿でのテーマは「場所」です。


新型コロナウィルスの感染拡大から2年が経ち、リアルの移動が制限された中、オンラインでのコミュニケーションにも慣れてきました。さらに近年、メタバースやWeb3というワードも話題になっており、場所という概念が変化しつつあります。今、改めて「場所」について考えてみます。
場所をテーマにした、サービスもしくはWebサイトを3日間で制作し、最終日に発表します。
使用ツール
コミュニケーションは、oViceを利用しますが、その他の利用するツールはチームごとに話しあって決めてもらいます。背景を利用して、各グループごとに制作スペースを区切りセンターにスピーカーを用意します。2019年までの対面で開催してたときと同じように机を集めて向き合うことで、よりグループ感が強まります。

ボードはダミーですが、各グループ用のMiroへのリンクが用意されています。これらは、ECCコンピュータ専門学校の先生が準備してくれました。ありがとうございます。


もちろん、oViceにも画面共有やメモ機能などもありますが、オンラインで遠隔での話し合いではMiroなどを利用して、より効率欲よくアイデアや意見などをまとめていきます。
制作ツール
制作ツールに関しても、各チームに委ねていますが、概ねデザイツールは、Adobe XdもしくはFigmaを利用し、コーディングにはVisual Studio Codeを利用しているようです。もちろん、CanvaやDreamweaverなども個人作業で使いますが、共同編集機能があると円滑にやり取りをしています。
本当に便利な時代になりました。


教室環境
トライデントコンピュータ専門学校では、昨年は学生が教室に集まって参加していたのですが、今年は大教室を利用しました。個別にイヤフォンマイクを利用するのですが、最近のマイクは、声を拾う感度が優れているので他のチームの話し声も入ってしまいます。ある程度の距離は必要のようです。
さらに、作業時の学生の向きを教室の外に向けました。学生自身は壁に向かっての作業になりますので、最初は怪訝に思っていたかも知れませんが、概ね話し合いや作業時に他のチームの声が入って聞き取りづらいという話はありませんでした。


最終の発表の時には、机の位置を講義形式に戻し、大きなプロジェクターにも映しました。
画面共有時に他人にどのように映っているのかが確認できて良かったと思います。
作品発表
memori(長野村)



Sirental(まぐろのゆっけ)
オンラインで授業や会議を行う機会が増えた最近ですが、オンラインを使う「場所」が問題になることが多くなってきました。そんな悩みを解消するために、利用できるレンタルルームを探せるサービスです。


地域ごとに環境の充実度が違うので、地図表示やアイコンでの解説は助かりますね。コワーキングスペースもあるのですが、緊急事態宣言時にはドロップインができなかったりと、ちょっとした接続場所を探すのに便利です。

Welink(ぷんしる)
違う分野の勉強をしていて、同じぐらい繋がる熱量や技術を持った学生同士とを繋ぐ場所を提供するサービスです。
大人を外すことで、就活目的などがない、純粋な学生同士の学びの場を提供することができます。


「学生の学生による、学生の場所」という考えは魅力的ですね。

ぬいみん(スター☆トゥインクルプリキュア 圧縮ジャーニー)
社会人になると、学生時代と違って「寝坊」に対するプレッシャーが違います。早起きのために睡眠開始から家を出るまでの生活習慣づくりをサポートするためのアプリです。


「寝坊の心配」から健康的にも精神的にも開放することで、寝る場所を快適にするサポートしています。

TRIPIN(苺カレーラーメン)



トラベルド(いちまっさんやまさん)
筋肉に対する愛に適した場所への旅行プランを考えてくれるサービスです。筋トレがブームな時代ならではです。


筋肉モリモリ、普通、ガリガリのペルソナそれぞれへの旅行プランがありますが、筋肉モリモリコースは、かなりハードです。

プレミュニ(砂肝大好きくん)
プレゼントを贈る、お返しのプレゼントなど、最適な贈答品が探せるサービスです。賞品だけでなくラッピングやメッセージカードなどの種類が豊富です。


さまざまな賞品が揃うECサイトやモールはありますが、プレゼントだけに注目すると、また見え方が変わります。

プレメモ(OSUSHI)
思い出の写真を地図上に記録できるアプリ「プレメモ」です。
iPhoneの写真アプリも随分と整理分類が楽になりましたが「写真」と「場所」を思い出で繋ぐというアイデアをアプリにしました。


アルバム機能やSNS機能など、思い出の共有も考えられていました。

おやかんさま(My HR[マイホームラン])
失ったものを探すおまじない「おやかんさま」の機能を、落とした人と拾った人繋ぐサービスです。落とし物を拾った時に「持ち主がこの場所を探しに来たらどうしよう」と考えることがあります。
拾った場所、日時、届けた交番などの情報を共有してくれます。


海外に比べて日本では、落とし物が持ち主の元に戻る確率が高いといわれていますが、さらに高まるかもしれません。

KINDMAP(JKサークル)
身近な危険を随時知らせてくれるだけでなく、災害が起こった時にいち早く避難するためのサービスです。災害時に危険になりそうな場所を通知し、災害時には避難場所、家族の安否などが地図で確認できます。


空き家問題のニュースも増えてきました。緊急時にはそういった普段使っていないリソース情報も必要かも知れません。自信なども増えてきましたので、家族間での位置情報共有などは、事前に話しあっておきたいと思いました。

講評
前半後半5組ずつで、マネーフォワードの村治さんに講評いただきました。
ビジュアル、インタラクティブなどUIの部分、企画やユーザー、マーケティング、UXに至るまで多岐に渡って各アプリ・サービスにコメントをいただきました。

総評では、短い時間でありながらテーマである「場所」に対して「課題」を浮き彫りにしているグループが多かったことを評価していただきました。初めて会うメンバーと、初めてのグループ制作、それもオンラインでやるという事で、とても気づきの多い制作合宿になったのではないでしょうか。
発表の後は、引き続きoVice内で懇親会を行い、自分たちのグループメンバーで労いつつ、他のグループの学生や村治さん、他校の先生方とも交流を深めていました。
当初は不安だったり、楽しめないと感じていた学生も、概ね有意義な時間を得られたようです。馴染分野を学ぶ学生同士、今後とも切磋琢磨していただければと思います。
今回、課題の提供ならびに講評していただいた村治さん、各校の先生方、前向きに参加していただいた学生の皆さん、ありがとうございました!
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