2016.08.17 [水] トライデントの学生作品を入れ替えました。
しばらく、学校WebサイトのWebデザイン学科学生作品を更新しておらず、10年ほど前の作品もちらほらありましたので、一気に作品を入れ替えました。
トライデントコンピュータ専門学校 Webデザイン学科学生作品
ページには簡単な解説も載っていますが、どういった課題なのかなど、もう少し詳しく紹介したいと思います。
Webサイト制作
Webデザイン学科は、Web制作の知識や技術を活用できる人材を育成しています。
勘違いされやすいのですが、デザインだけでなくHTMLやCSS, JavaScriptなどコーディング(プログラミング)も学びます。
必要であれば、PHPなどサーバーで動くプログラムを使ってWebサイトや簡単なシステムも制作します。
産学協同制作

2年生の前期からグループで制作をします。
マーケティングの基礎や用語を学び、その手法を取り入れながら企画をして、実在するクライアントのWebサイトを制作します。
自分たちの提案とクライアントの要望をすり合わせ、利用者が使いやすい最適なWebサイトを完成させます。
4月から制作が始まり、10月に発表会を行う長期的なプロジェクトになります。
ポートフォリオサイト

Webデザイン学科は、2年生学科です。
1年生の後期には就職活動の準備を始めることとなります。
Webデザイナーとしてのスキルや志向性を伝えるために、2年生の5月には、作品集(ポートフォリオ)サイトを完成させ、就職活動に挑みます。
2016年度の学生のポートフォリオはWebデザイン学科ブログ「ウェブDeBlog」で公開していますので、ぜひ御覧ください。
Webアプリ制作

HTML5が一般的になり、Webの技術を利用して、デスクトップやスマートフォンで利用できるWebアプリを作ることができます。
「デザイン思考」のデザインプロセスに沿って、インタビューからユーザー体験を聞き取り、価値を検証し、プロトタイプを使って、ユーザーテストまで行います。最終的にはGoogle Mapを利用したアプリを制作します。
また、アプリコンテストにも積極的に応募し、実績を残しています。
卒業制作

毎年2月にトライデントコンピュータ専門学校の校舎で「卒業制作・研究発表会」が開催されます。
Webサイトはもちろんですが、いままで学んできた知識や技術から、センサーを使った新しい分野の作品や、パソコンすら使わないものまで幅広い作品が展示されます。
テーマは、「Web技術を利用した作品」。
デザイン
Webサイトデザイン

デザインツールを一通り学び、ブログなどの単純なWebデザイン、サイト制作を終了した時期に行います。
Webデザインギャラリーから「和風」とカテゴライズされているサイトの「和風度」を比較して、「いかに人によって「和風」の感じ方が違うかを実感します。
日本の美術史を学ぶことで、自分たちが感じる「和風」のルーツを探り、課題の「温泉旅館サイトデザイン」に取り組みます。
ポカリスウェット トレース

Webデザイン学科の学生のポートフォリオには必ずといっていいほど入っている作品です。
Illustratorの演習最後の課題として1年生の6月頃に行います。
授業では5〜6週間にわたり作業します。さらに自由時間を利用するなど、作業時間は10時間以上になります。
課題の目的は、ペンツールとグラデーションの設定をマスターするということになっているのですが、長時間一つの作品と向き合うことで、忍耐力と細部までこだわる持続力、観察力、集中力を鍛えています。
今回は、余りおおやけにしてこなかった細部までこだわった優秀な作品を公開しました。
グラフィックデザイン

グラフィックデザインがメインの学科ではありませんが、WebサイトやUIをデザインするうえで、グラフィックデザインの知識や技術は必須です。
授業数が少ない部分を、短い時間で多種多様なテーマで制作することで、制作経験を積む授業を行っています。
エディトリアルデザイン(対談集)

グラフィックデザインの授業の中で、エディトリアルデザインも学びます。
グループ内でテーマを決め、対談、撮影、文字起こし、編集、レイアウト、データ作成、製本までを行います。
雑誌の編集や企画、デザインは、Webサイトのコンテンツ制作と通じる部分もありますが、逆にスペースに制限のある誌面で如何に伝わる記事にまとめるかなどを学ぶことができます。
毎年、読み応えのある楽しい対談集となっています。
Web技術
JavaScript

現在、WebサイトやWebアプリを制作するうえで、JavaScriptは欠かせないものになりました。
canvasを利用して手軽に時計などを制作することで、JavaScriptの面白さや使い方を学んでいます。
ゲーム

こちらも、JavaScritp製で、enchant.jsを使って制作されています。
遊びなれたゲームを制作することで、JavaScriptの理解につなげます。
Webブラウザ上で動きますので、ダウンロードしなくてもそのまま遊んでもらうことができます。
今回の公開作品は実際に遊んでもらうことができます。
Flash

Webサイトでは、最近見なくなってきたFlashですが、簡単なアニメーションを作ることに関しては、他のツールに比べて、とても手軽です。
気持ちのいい動きや反応は、ボタン操作や画面遷移の使いやすさにもつながってきますので、Webデザイン学科では、動きを学ぶツールとしてFlashを利用しています。
サウンド

スマートフォンの普及でイヤフォンを装着してWebサイトを閲覧する機会も増えました。
そのおかげかWebサイトでも効果音やBGMが流れるサイトも珍しくありません。
音を創ることでコンテンツ制作の幅が広がります。
Webデザインとひとことで言っても、様々な知識や技術を使って制作しとるのがわかるがや。
そうですね、Webサイトを制作する基本があれば、様々な分野に応用ができます。
今後も、Webサイトはもちろん、様々な分野に挑戦していきたいですね。
まだまだ、紹介したい作品はたくさんあるのですが、とりあえずはWebデザイン学科で何を学び、何を制作しているのかが、わかるような作品集となっています。
Webサイトでは、画像での紹介だけでなく、体験できる作品もありますので、ぜひご覧ください。
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