2018.10.02 [火] picture要素と、source要素と、srcset属性と
新しいiPhoneのOS、iOS12のアップデートが始まりました。
今回は対象がiPhone5s以降ということで、様々なiPhoneに対応しています。
これにより、ますます一般的に利用されているデバイスの大きさが、多彩になってきました。

画面いっぱいに画像を表示するデザインもよく見かけるようになり、さらに動画を全画面で表示するWebサイトも珍しくありません。
画像はデバイスの大きさだけでなく、搭載されているCPUの性能も差があり、Webページの高速化(最適化)に大きく関わっています。
そういった状況を受け、HTML5.1(現在5.2)では、デバイスの状況によって画像を切り替えられるpicture要素などが加わり、対応ブラウザでは、閲覧しているデバイスに適した画像が表示できるようになっています。

picture要素
2018年9月現在、Internet Explorer以外のWebブラウザで対応済みです。
W3Cの5.3仕様書を調べたのですが、わかりづらいですので、MDNから引用しました。
HTMLの<picture>要素は、0個以上の<source>要素と一つの<img>要素を内包し、異なる表示機器の条件に応じた画像を提供します。ブラウザーは複数の<source>子要素を検討して、最もふさわしい一つを選択します。<source>要素に適切なものがなければ、<img>要素のsrc属性で指定された値が選択されます。選択された画像は<img>要素が占有する空間に表示されます。
picture要素の中に、source要素がある場合は、環境に最適なものを選んで表示してくれます。
source要素になければimg要素のフォールバック画像が表示されるわけですね。