2018.12.13 [木] 前川 元成さん[株式会社NextDoor](業界研究2018)
2018年も、残りわずかですね。
後期の「業界研究授業」には、株式会社 Next Doorの前川さんにお越しいただき「NextDoor流のDesignerの役割とは?」と題して、お話をしていただきました。

NextDoorは名古屋と岐阜に拠点に、「ヒトと繋がる。ヒトに繋がる。ヒトが繋がる。」を理念に掲げるデジタルプロダクションです。
前川さんは、元々グラフィックデザイナーとして、キャリアをスタートし、Webなどデジタル広告を中心に制作を積み重ね、Next Doorを起ち上げられました。
今回は、前川さんのこれまでの経験と、現在NextDoorでのデザイナーの役割、仕事の進め方、これから就職活動に向けて学生へのアドバイスなどを話していただきました。
NextDoorの仕事は、最近では直接クライアントからの依頼も増えているものの、8割が広告代理店からの依頼だそうです。
マスメディア(新聞・テレビ・ラジオ・雑誌)などが広告としての効果が絶大だった時代から、スマートフォンの台頭により、個人が各々で楽しむデジタル・Webの時代になり、広告代理店の仕事も随分と変化があったそうです。
代理店内の依頼を受ける部署や職種の移り変わりなど、わかりやすく解説していただきました。

広告代理店の役目が変化
以前までの広告代理店の仕事は具体的で、依頼される制作会社も、予算幾らで、これを、いつまでに作って欲しいというものでした。
現在では、企業が「伝わらない、何が課題かすらわからない」場合が多く、
- 情報を伝える仕組み作り
- 社会の構造変革の手伝い
- 世界規模でのチャレンジ
が、広告代理店の求められることになりました。
それに伴い、制作会社も求められる制作物が変化していきました。
前川さんは、NextDoorの変化を「ぼくらは、最強の傭兵部隊へ」と例えられていました。