10月18日に京都精華大学で行われた、dotFes 2009 KYOTOに行ってきました。勘違いでチケットを1枚余分に購入してしまったので、Flasher志望の
学生を連れていきました。
芸大・美大は、自然豊かなところにある場合が多いですが、
京都精華大学も大自然に囲まれた場所にありました。まぁ遠いという事です。
それでも注目度はとても高く、どのセッションも満員御礼の大盛況でした。

魅力的なセッションばかりだったのですが、今回は以下の4セッションに参加してきました。
■MAIN STAGE - Session1
澤井宏和(バスキュール)氏
bascule :
http://www.bascule.co.jp/いつも新しい技術やアイデアによって人々をあっと言わせるコンテンツを生みだしてきたバスキュール。特にその自社企画コンテンツには、バスキュールらしさが凝縮されています。
その彼らが3月に大阪オフィスを開設。なぜ、大阪なのか?そのメンバーは? 実力は? 今回は、大阪オフィスのチャレンジをもとに、バスキュールならではのノウハウやワークスタイルについて語っていただきます。
いつも、バスキュール制作のサイトで楽しませてもらっています。
そんな、ゲーム感覚抜群の面白いサイトの制作も緻密なワークフローがなくては、完成しません。コミュニケーションが大事!
大阪にもオフィスができ、これから大阪らしさを出して行くそうです。
■Adobe CS組 - Session3
さくーしゃ(カタマリ)氏
Katamari:
Katamari Inc.個人サイトURL:
Saqoosha.netこのWebカムに特定のグラフィック(マーカー)を映すと、そこから実際には存在しない立体画像が飛び出してくる。そんなAR(Augmented Reality:拡張現実感)が、世界的に流行しています。その火付け役となったのが、FlashでARを手軽に実装できるようにしたライブラリ「FLARToolKit」。
Adobe MAX North America での講演から帰国したばかりのさくーしゃさんに、その不思議で魅力的な世界を紹介していただきます。
個人的に、一番聞きたかったセッションです。「FLARToolKit」ってこんなに簡単でいいんですか?というぐらい簡単にできそうです。3DCGも絡める事ができるので、CGスペシャリスト学科にも協力してもらって、来年度のオープンキャンパスはコレにしよう。
■COMMUNICATION LOUNGE - Special Talk3
『AR家族会議』家族旅行編in京都~家族みんなで体験!~ AR三兄弟:
http://ar3.jp/AR(拡張現実)開発+おバカでエポックを発信し続ける『AR三兄弟』。お茶漬けからBBQまでピースフルな手法でクリエイターをつないでいく『SCHEMA』。
この2つのユニットから誕生したスペシャルイベント『AR家族会議』が、京都への家族旅行を決行!
AR×紙芝居、AR×ど根性ガエル、AR×野球盤、AR×音楽ライブ‥‥。先進的な開発力と、圧倒的なユルさを誇る“体験型ARコンテンツ”で、ラウンジはdotFesのお茶の間と化す!?
さくーしゃさんが開発した「FLARToolKit」を使ってゆる~い感じで制作しています。でも裏では高度な技術が使われています。上記リンクにサンプルムービーなどがありますので、是非見てほしいです。
■Adobe CS組 - Session4
長井健一(ワン・トゥー・テン・デザイン)氏
1-10 design:
http://www.1-10.com/個人サイトURL :
http://naggg.jp/人々をあっと言わせるようなユニークで斬新な仕掛けのプロモーションサイトなどを次々と公開している(株)ワン・トゥー・テン・デザイン。京都を拠点に活躍する彼らに、実案件を題材とした企画から公開までのワークフローを公開していただきます。
HTML からサウンド・映像、モバイルコンテンツまで、さまざまなメディアを統合的に扱い、新しいものを生み出す彼らの秘密についてご紹介します。
ワン・トゥー・テン・デザイン制作の
第57回全日本剣道選手権大会は選手もファンも楽しめるサイトになっていて、大好きなサイトです。サイトのデザインワークを中心に解説されました。他にも
ポケモンワールドチャンピオンシップス2008、
BUILDUP MUSICや
ホンダECOグランプリなど、どのサイトも、動きやデザインがとても気持ちいいです。
残念ながら、最後のセッション「クリエイティブ大喜利」は見る事ができなかったのですが、こちらも非常に盛り上がったようです。
今回は京都まで行く価値のあるイベントでした。ありがとうございました。