2010.10.20 [水] CSS Nite in Nagoyaに参加してきました。
今回は、ビギナー向けということで、学生さんも多く、比較的参加者の平均年齢が若かった感じです。
1.DTPからWebデザインへ~ Webデザインに関わって行くために注意すべきポイント~
増田 悟 氏 株式会社マール
今までDTPデザインを中心に活動されていたデザイナーの方で、Webデザインをしていく上で注意しなければならない、DTPとWebの違いや、Webデザイン独特なディテールなどを、ディレクターの視点からお話しします。Webデザイン学科でも、講師をおねがいしている増田さんのセッションです。DTPとWebの違いを解説されながら、制作へのこだわり、手法をわかりやすく解説されていました。特に「全要素を想定したデザイン」に関しては、DTPにはないコーディングが絡んでくるWebならではの手法だと思います。また、教えてくださーい。
Webデザインを分かっているかどうかは、すべてここで決まる!

2.マークアップの基本と、今おさえておきたい”旬”な話題
小林 信次 氏 株式会社まぼろし
Webサイトのパフォーマンス(表示速度)最適化、HTML5/CSS3の登場、JIS X 8341-3の改訂など、マークアップ界隈ではホットな話題がとびかっています。●HTMLのマークアップの基本からHTML5
このセッションでは、マークアップの基本をベースにSEO、アクセシビリティなどの話題まで、今おさえておきたい広範囲なトピックを、ツールや参考サイト、マークアップエンジニアの本音とともにご紹介いたします。
●CSS3(ブラウザ間での表示の違いに問題がなければ、使っていくといいでしょう)
●Webサイト最適化(SEO的にもページスピードは影響がでてきているので、CSSスプライトなど使い最適化しましょう。※でも慎重に。)YSlowやPage Speedを使って測れます。
●Webアクセシビリティ
ウェブアクセシビリティ基盤委員会にWCAG2.0関連、JIS X 8341-3:2010関連の文書が読めます。日本人はJISを読むべし。
●アクセス解析なども、今後の注目。

3.アクセスマップで考えるユーザーシナリオと”リッチ”なコンテンツ
鷹野 雅弘 氏 株式会社スイッチ
ほぼすべてのサイトに用意されているアクセスマップ(地図)を用いて、本当に豊かなコンテンツとは何かを考えるワークショップです。接続不良により、プロジェクターが使えないトラブルもありましたが、さすがに鷹野さん、動じることなくセッションの開始です。さて、ビギナー向け、最後のセッション、スピーカー鷹野さんで、この「情報デザイン」的な題材が入ってくるという事に、今後やはり求められている人材スキルに“情報設計”は外せないのでしょう。
ユーザー/ビジターをセグメント化し、それぞれの視点に立って、そのニーズやウォンツを真剣に検討してみましょう。
Web上でよく見かける地図ですが、これらを頼りに、まったく迷うことなく目的地までたどりつけることはまれです。
これでは地図としての機能を果たしているとはいえません。
そこでこのセッションでは「地図」というコンテンツに求められる機能について、具体例を用いて検証しつつ、Webにおいて「コンテンツがリッチ」であることについて皆さんと考えていきます。
グループディスカッションでは、普段学生に「頭が固いなぁ」とか偉そうな事をいっていますが、実際に自分がやってみるとなかなか、思い浮かばないものですね。まぁ体調が悪かったので。。。

今回、CSS Niteの名古屋版ということでWCANと客層が被るのかなと思っていたのですが、会場に来てみると全然知らない人ばかりで、また新たな出会いをさせていただきました。
(司会アシスタントの堀尾さんを除いて)トライデントの学生も数人来ていたのですが、人数的には寂しい感じでした。もっと積極的に、刺激を求めていって欲しいと思います。でも、名刺交換してずっと更新されていないブログやつぶやかないTwitterが明記されていても、意味が無いのでしっかり更新しましょう。※自分もですが。
今回、講演されたスピーカーの皆様、運営されたスタッフの皆様、ありがとうございました。