2017.12.26 [火] 関口 浩之さん[ソフトバンク・テクノロジー株式会社](業界研究2017)
Webデザイン学科のMacには、フォントワークスの「LETS」と「MORISAWA PASSPORT」が利用できるので、フォントがたくさんインストールされています。
最近では、Webフォントも一般的になってきており、Webデザイナーだけでなく、エンジニアにもフォントの知識が必要だと感じています。
2017年最後の業界研究は「フォントおじさん」で検索順位1位のソフトバンク・テクノロジー株式会社の関口さんにお越しいただき、「フォントの知識を深める一1日」と題して、フォントの歴史、書体の適材適所、Webフォントについて、講義をしていただきました。

フォントの歴史
文字の誕生は、約5000年前のメソポタミア文明からと言われています。
人類の歴史が約300万年前からということを考えると、歴史は浅いと感じます。15世紀に入り、グーデンベルグの活字印刷の発明により、大量印刷の時代に入ります。


ただ文字の大きさが固定されていた活版印刷から文字の拡大縮小、文字詰めがやりやすくなった時代は、20世紀ということを考えると、デジタルフォントが開発されてからの進化の速さは、目まぐるしいものがあります。
1990年代後半生まれの学生にとっては、生まれた頃には、すでにDTPが主流でしたので、関口さんの持ってきていただいた「古い活版印刷の見本」「写植の文字盤」などは、どうやって使っていたのか、想像もつかなかったでしょう。