2019.07.13 [土] 境 祐司さん「Mr.Creative Edge」(業界研究2019)
前期2回目の「業界研究」授業は、Adobe Community Evangelistの一人である、境 祐司さんをお招きして、AdobeのAI(人工知能)「Adobe Sensei」がどのようにAdobeツールに採用され、どんな効果をもたらすのか実演を交えながら解説していただきました。

Mr.Creative Edge
境さんは、現在インストラクショナルデザイナーとして、デジタル教育のカリキュラムの設計などを行いながら、中学生・高校生向けの講座を開設しています。
また、対面の講座とは別にインターネット上に、解説動画を多数配信されています。
Mr.Creative EdgeやTwitterなどで観ることができます。
AIを使って、写真をイラストにする。
最初に観せていただいたのは、AIを使って写真をイラストに加工した画像でした。
さらに、この加工は、動画にも流用され、スマホで撮影した見慣れた日本の街並みがイラスト調にすることで、海外のダウンタウンような、アーティスティックな印象となっていました。

他にも、AIの導入が著しいAdobe XDやAnimateを組み合わせることで、コーディング不要のインタラクティブなコンテンツも、あっという間にできてしまいます。
中高生にもレクチャーをされている境さんが次に紹介してくれたのが、中学生がスマートフォン撮影し、スマホアプリで合成したVFXの動画でした。
プロが使うツールではなく、初心者でも扱えるツール(それも無料)にどんどんAIが導入されてきていることなどを紹介されました。
ここで、よく話題になる「AIが人間の仕事を奪っていく」という話題に触れ、AIの機能により素人はプロ並みの作品を作れるようになるが、プロフェッショナルは、AI機能をアシスタントとして、使いこなすことで、さらに高度な作品を作れるようになるだろうという事でした。