2016.01.19 [火] 業界研究「Dmm.com」源 賢司さん
1月14日の業界研究授業はDmm.comからUXデザイナーの源さんにお越しいただき、Webデザイナーの仕事、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザイナーの仕事、実際にDmm.comでのUXデザインの事例などを解説していただきました。
Dmm.comといえば、通販やレンタル、動画配信をはじめ最近では、ロボット、株、英会話など様々なサービスをWeb上で行っています。そういったサービスを新規で立ち上げたり、既存サービスを改善する場合、ユーザーを見極め、サービスを最適化するのがUXデザイナーのお仕事です。

Webデザイナーは、Webサイト・アプリのUIをデザインして、場合によってはコーディングまで行います。デザインといっても動線を考えたり、ページ遷移、ユーザビリティを考慮することは必然となります。Dmm.comさんでは、グラフィックデザイン、コーディングそしてミーティングが重要なWebデザイナーの役割ということです。
このデザイナーのスキルにエンジニア、アナリスト、リサーチャー、プランナーなどのプラスアルファの能力を手に入れると、さらに必要とされる人材になれるのですが、かなりレアキャラです。若い時代には色々なものに興味を持ちチャレンジする事が重要ということです。

そしてUXデザイナーは、ユーザー中心に、ペルソナ、シナリオ、カスタマージャーニーマップなどを利用してサービスの基本戦略や要件定義を制作していきます。
また、混同しがちなユーザビリティとユーザーエクスペリエンスの違い、UI/UXの矛盾さなどわかりやすく解説していただきました。
さらに簡単なワークショップではトラインデントコンピュータ専門学校のWebサイトから内定者のコメント記事をさがすためのアクティビティシナリオを書いたのですが、インタラクション用語を使わないというルールに四苦八苦してしていました。インタラクション用語とはクリック、ドラッグなどの操作用語、UI用語になります。1年も勉強していると知らず知らずに、使う言葉が専門化されていますね。
最後に、実際にUXデザインの手法を使ってデザインされたUIのBefore/Afterを解説していただきました。ファーストビュー内の情報もユーザーの用途によって違ってくるという事例でこちらもわかりやすかったです。
UXはなかなか目に見えないものを扱うだけに、理解しづらい部分もありますが、形にする前にちょっと意識して制作するといいのではないでしょうか。
貴重な資料とともにわかりやすい解説ありがとうございました。