2010.07.20 [火] WEBサイト制作者のためのHCDの理解 in 名古屋 第4回
今回のテーマは以前、名古屋でも行って頂いた「ペルソナ/シナリオ法」です。
講師の浅野先生のブログ「情報デザイン研究室:WEBサイト制作者のためのHCDの理解 in 名古屋(第4回)」
■第3回/2010年 7月17日(土)
内容: ペルソナ/シナリオ法[ ペルソナ/シナリオ法の理解とサイト企画ワークショップ]
会場:ウインク愛知
今回も、50名近い方の参加がありました。
前回までと同様、最初は浅野先生の講義から始まり、ワークショップに移っていきます。
「ペルソナ/シナリオ」法を業務で使った事がある人は~?前回のペルソナ/シナリオ法ワークショップに参加した人~?という質問に数人の方が手を挙げられましたが、ほとんどの方が初めての体験ですので、興味津々です。


続いて、ワークショップの開始。
まずは、各グループに割り当てられたWebサイトのペルソナを作成します。ユーザーと属性が近いと思われる方を、会場内で探し半構造化インタビューを行ないます。今回も、かなりタイトなタイムスケジュールのため、インタビューは2名から行ないます。しかも、ここでインタビューの取っ掛かりの質問項目も自分たちで考えなくてはいけません。さらに、前回のプロトコル分析でのインタビューの余韻が残っていて、タスク処理を行ってしまっているグループもちらほら。今回は、ペルソナとシナリオを作成が目的。浅野先生の個別指導が入りました。カードソートをして、ペルソナ/シナリオを作成できそうなモノを抽出していきます。


それでも、楽しそうにワークショップを行って行きます。ペルソナもなんとか完成し、いよいよシナリオの作成。
シナリオは、アクティビティ・シナリオ(ユーザーがゴールに向かう道筋を物語にしたもの。ユーザビリティテストのタスクにもなる。)とインタラクション・シナリオ(アクティビティ・シナリオを製品やサービスとインタラクションに落とし込んだもの。ユーザビリティテストの答えになるもの)があります。


今回は、ペルソナのユーザープロフィールとゴール、アクティビティ・シナリオを模造紙に書いていきます。時間的にプレゼンや個別の好評ができなかったのが、残念ですが各グループ、なんとか時間内にペルソナとシナリオは完成しました。お疲れ様でした!


どうしても、浅野先生の評価が受けたいと、懇親会二次会、恒例の「味仙」でプレゼンを始める方もいました。周りのお客さんも、いったい何が起こったのか驚いていましたが、やっぱりWeb業界の方は、みなさん勉強熱心です。

前回も言われていたのですが、そもそも、ペルソナ/シナリオ法のワークショップを3時間でする事に無理があるという事で、秋頃に「HCD中級講座」として1泊でじっくりとワークショプを行うことになりました。
詳細は、次回の「WEBサイト制作者のためのHCDの理解 in 名古屋」の第5回でも発表されるということですので、気になる方は、モンキーワークスさんのサイトからどうぞ。