2009.07.09 [木] 「業界研究」富岡 聡 氏
富岡さんは個人制作の「sink」や「コインランドリーXYZ」などで高い評価を得てから、カナバングラフィックスを設立した現在も、ウサビッチやぷちえゔぁ等、個性的な作品を発表し続けいてるクリエイターです。
今回は、学生からの依頼に快く応じていただき、独特な世界観を創り出す制作現場の様子やアイデアの源、カナバングラフィックスについて解説して頂きました。
まずは、代表作である「ウサビッチ」「ぷちえゔぁ」「タイトーEXIT」「サントリーバブルマン」などのムービーの紹介の後、「ウサビッチ」を例に制作の手順を解説して頂きました。
企画の段階でのクライアントとのやり取り、キャラクターデザインの試行錯誤、絵コンテ、ビデオコンテなどプリプロダクション業務、プロダクション業務の違いなど、現場の様子をイラストなどを使ってコミカルに解説して頂きました。
また、映画とCM、CGアニメの仕事の違いなど、CGが専門分野ではない学生にもわかりやすく、イメージがつきやすいお話でした。
特に、絵コンテの描かれていく様子を映した動画は、なかなか見ることができないので、今後、絵コンテを描くであろう、
学生にとっては良い勉強になったのではないでしょうか。
授業終了後も、学生からサイン攻めにあったり、
CGスペシャリスト学科の学生作品にアドバイスを講評して頂いたりと、
1日中お付き合いいただきました。
学生にとって忘れられない日となったでしょう。
今月、来月とご講演の予定がたくさんあるそうです。お時間のある方は是非どうぞ。